医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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タンパク質摂取


現代人の食生活で最も不足している栄養素が、タンパク質であることは前に書きました。そしてタンパク質の一日摂取目安が体重1㎏につき1~1.5gであるとも書きました。これを牛肉で例えてみたのですが、体重60㎏なら600~900gにもなるという事で、そんなに食べられないよ!という声を頂きました。それはそうですね、実際僕だってそんなに食べていません。

体重1㎏あたり、1~1.5gというのは分子整合栄養医学で提唱されている値です。この値がどういった根拠から示されているのかは分かりませんが、タンパク質をもっと摂取すべきというのは頷けます。というのも、先住民族の伝統食を調べるほどに彼らが利用できるタンパク源を余すところなく利用していることが分かったからです。特に狩猟民族においてはタンパク質の摂取量が特に多く、その肉体も強靭で完全な健康体を維持していることから、タンパク質がいかに重要かが分かります。

タンパク質の摂取源として浮かぶのが、肉、魚介類、乳製品、大豆製品などですが、大切なのはバランスであって、どれか特定の食材ばかりに偏ることは望ましくありません。これは人間にとって必要なアミノ酸比率をスコア化するプロテインスコアという考え方からも、まんべんなく色々な食材からタンパク質を摂取した方が、プロテインスコアが1に近づくことが分かっています。ですから大豆製品ばかりとか、肉ばかりとか、偏食になることは避けるようにして下さい。

タンパク質の最適な摂取源は、やはり動物性食品ですが、様々な動物のみならず、動物の肉だけでなく内臓やその他の利用できる部位を、なるべく摂るようにすることが大切です。動物性食品からは、タンパク質のみならず、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅などのミネラルや、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンEなどの水溶性及び脂溶性ビタミンなどが摂取できるからです。実際タンパク質不足を解消するために、タンパク質を多く摂るような食生活にすることによって、その他のビタミンやミネラルといって栄養素の欠乏症は軒並み改善されます。ですから普段の食生活において、何よりタンパク質をしっかりと摂るように心がけることが、健康になるために大切なのです。

もちろんビタミンCなどは植物性食品に多く含まれますし、食物繊維や、カリウムなども植物性食品から摂る必要がありますから、動物性食品ばかり摂っていてもいけません。やはり大切なのは、バランスなのです。

このようにタンパク質中心の食生活にすると、人間の胃袋の大きさには限りがありますから、炭水化物でお腹を満たしてしまうのがもったいないと考えるようになります。炭水化物、特に精製された穀物などは、人間にとって摂る必要性の低いものなんですから、そんなものをお腹に入れるのではなく、その分しっかりとタンパク質を摂るようにして下さいね。


投稿日:2013年7月29日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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