医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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タンパク質吸収のメカニズム

人間の体を構成する栄養素のうち、水分を除いて最も多いのがタンパク質ですから、タンパク質摂取の必要性はいくら説いても説ききれません。タンパク質を多く含む食品といえば、主に肉、魚介類、卵、乳製品、大豆製品などです。これら食品中に含まれるタンパク質は、胃で消化され、十二指腸で消化酵素と混ざり合い、小腸で20種類のアミノ酸まで分解されてから吸収されます。この20種類のアミノ酸まで分解された状態では、もとのタンパク質が何であっても同一の物質として扱われます。すなわち元が動物性食品であろうと、植物性食品であろうと関係なくなるのです。

タンパク質は人間にとって必要不可欠の栄養素である半面、人間の体の大半もタンパク質からできていますから、人間は食物由来のタンパク質だけを消化、分解、吸収するメカニズムを持っています。


まず口から取り入れた食べ物は咀嚼され、唾液と混ざり合います。この唾液中には糖質を消化するアミラーゼや、脂質を消化するリパーゼなどが含まれていますが、タンパク質分解酵素は含まれていません。食物は胃で胃液と混ぜ合わされます。胃の粘膜細胞は主に主細胞、副細胞、壁細胞の三種類あり、主細胞がペプシノーゲンを分泌し、壁細胞が塩酸を分泌します。副細胞は胃粘膜が塩酸やペプシン(ペプシノーゲンが胃酸によって活性化された状態)に消化されないように粘液を分泌します。タンパク質は胃でペプトンという状態まで消化され、さらに十二指腸から出る膵液によってアミノ酸まで分解されます。

タンパク質の消化・吸収にとって胃は非常に重要な働きを担っています。胃酸の酸性度が高いほど、タンパク質の消化は効率的に行われます。事実、ライオンなどの肉食動物の胃酸は人間の約5倍も酸性度が高いのです。ちなみにネコの胃酸も強酸性です。ですからタンパク質を効率よく吸収するためには、胃酸がたくさん分泌される必要があります。この胃酸をたくさん分泌させる刺激として、咀嚼をしっかり行うことが重要になります。

胃の粘膜細胞は副細胞が分泌する粘液によってのみ保護されているわけではありません。実際はそれでも粘膜細胞は保護しきれず、食事のたびにダメージを受けます。ですから胃の粘膜細胞は比較的早いターンオーバーでどんどん新しい細胞に交換されているのです。体の表面を覆う皮膚の細胞のターンオーバーは30~45日程ですが、胃の粘膜細胞は1~数日で新しいものへと作り変えられます。そして新しい細胞を作るためには、タンパク質が必要なのです。

ですから胃のタンパク質消化機能を健全に維持するためには、タンパク質をしっかりと摂取し続けなければなりません。日本人は胃が悪い人が多いようですが、胃の粘膜が障害されるのはタンパク質摂取不足のため、胃の粘膜細胞のターンオーバーがうまくいかなくなっているためです。その状態で胃酸の分泌を抑えるような薬を服用するとどうなるでしょうか。確かに胃の粘膜細胞は胃酸による障害から一時的に軽減されるでしょうが、タンパク質の消化不良を起こし、ますますタンパク質欠乏になってしまいます。これでは物事の本質的な解決にはならないどころか、ますます悪化してしまいます。

というわけで、タンパク質の消化には、胃が重要な役割を担っていること、胃酸の酸性度が高いほど、タンパク質は効率的に消化、吸収されることをご理解ください。そして胃が健全に働くためにもタンパク質をたくさん摂取するべきなのです。

投稿日:2013年7月31日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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