医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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歯周病の原因①~腸管免疫

前回の歯周病の基礎知識で、歯周病が全身及び局所の免疫低下による日和見感染症であるという事がご理解いただけたでしょうか。このことを理解したならば、歯周病の原因や予防法、治療法とその後のメンテナンスに至るまで、しっかりと理解できるでしょう。それでは今回は、歯周病の原因について、さらに説明します。



さて、歯周病は全身及び局所の免疫低下が原因といわれても、今一ピンとこないですよね。免疫って聞いたことはあるけれど、人間の免疫システムを詳しく理解している人は、お医者さんでもない限りほとんどいないでしょう。そして免疫系は複雑で繊細なバランスを取りながら機能しています。それを簡単に解説することは困難ですが、まずは全身の免疫の基本を解説します。



まず、免疫とは、病原体や腫瘍細胞など病気を引き起こすような生体異物を取り除くための機構です。人間が種々の伝染病にかかっても一度感染すると二度と感染しないのは、この免疫が働くおかげであり、これを免疫記憶といいます。免疫記憶によって同一の疾患に罹らなくなることを、獲得免疫といいます。



そして成人ではこの免疫機構の中心は腸管にあります。これがいわゆる腸管免疫です。人間の小腸は食べ物から栄養を消化・吸収するための器官です。しかし食べ物の中には人間に必須の栄養素以外にも、様々な病原微生物が含まれていたりします。それゆえ小腸では、体に必要な吸収すべき栄養素か、そうではないか、排除すべき病原微生物かを判断する機構が備わっています。そして排除すべき病原微生物とみなすと、白血球にその情報が伝えられたり、抗体が産生されたりします。これを抗原提示といい、抗原提示されると白血球やリンパ球、マクロファージなどの細胞成分や抗体、補体などの液性成分が抗原を排除するように働きます。これが免疫機構のメカニズムです。



口腔内で歯周病を引き起こすとされる歯周病原細菌も、腸管免疫で抗原提示を受けた白血球やマクロファージなどが、抗原を排除するように働いて、歯周組織を守ってくれているんですね。ということは、歯周病になるという事はこの免疫システムが正常に働かないことによって起こるといえます。これが、全身の免疫力の低下による歯周病発症のメカニズムです。



それではどうして腸管免疫による抗原提示や抗原の排除が正常に働けなくなるのでしょうか。また、局所の免疫低下とは、どのようなものなのでしょうか。それらは長くなったので、次回に回します。

投稿日:2013年9月7日  カテゴリー:その他歯科治療, 院長ブログ

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