腸に素直に
藤田紘一郎先生の「脳はバカ、腸はかしこい」はとっても面白い本なので、皆さん是非読んでみてください。そこでも書かれていますが、脳は理性的に考えると思われがちですが、実はかなり間違った判断をしがちです。タバコや麻薬などの中毒も脳で起こります。脳で考えたことに従って生きていると、とんでもないことになりがちですから、賢明なる皆さんは是非腸に従って生きることをお勧めします。
人間お腹が空くと、あれ食べたい、これ食べたいって考えちゃいますよね。これは脳が考えているのです。脳の言うことなんて、信じちゃいけません。また、ダイエットしてるから控えようとか、一日
2食と決めているから今は食べないとか、そういった脳の考えにしたがうこともいけません。そんな、脳の言いなりになっていると病気になって不幸な人生となり、早死にします。悪い事は言いません、脳の言うことに耳を貸してはいけません。
お腹が空いた…
ら、それは胃や腸が食べ物を欲しているサインです。腸に従って、食べましょう。ただし、脳が欲しがるものを食べてはいけません。腸が欲しがるものを食べて下さい。
腸は食物繊維が大好き!また、新鮮な野菜やお肉、お魚も大好きです。調理・加工すればするほどビタミンやミネラルは失われ、タンパク質は変性し、脂質は酸化します。余計な手はなるべく加えずに、食べましょう。大丈夫、お口は最良の調理器具です。過度の熱を発生させること無く、ビタミンやミネラルを破壊することなく、効率よく食べ物を粉砕し、消化酵素たっぷりの唾液と混ぜ合わせて胃に送ってくれます。皆さんが生まれ持ってるお口を最大限に有効に使って下さい。
一方、腸が苦手な食べ物があります。それは、砂糖です。異性化糖なんてもっと悪いですが、糖分は腸には最悪の食べ物です。糖代謝のバランスを乱すだけでなく、腸内環境も悪くします。同様に、精製された糖質(白米や精製小麦など)も、腸はとっても苦手です。酸化された脂質やトランス脂肪酸なども、腸は最も苦手とするものです。食品添加物や化学調味料、代替甘味料などのケミカルなものも腸を痛めます。腸に悪いものはなるべく摂らないでください。
腸に良いものをたくさん摂っていると、お通じが良くなり、毎日きちんと排便するようになります。排便がすんなりできているか、色や形、固さ、それから量がしっかりと出ているか。腸はうんこやお
ならで機嫌を我々に教えてくれます。便秘や下痢は、腸にトラブルが起こっていることのサインです。腸の機嫌を損ねた原因を良く考えて下さい。腸管は、ストレスを感じると容易に出血します。お腹が痛くなることで、腸は我々に何かを訴えているのです。その声に耳を傾けて下さい。
そういった腸管からの声を無視し、便秘だ、下痢だ、腹痛だと、安易に薬を飲むことは厳に慎んでください。そういう事をすれば、さらに悪いことが後からやってくるハメになります。脳よりも、腸に素直に生きる生き方が、あなたを健康で実りある豊かな人生に導いてくれるのです。
投稿日:2013年9月18日 カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ