医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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咬まないとどうなるの


よく咬んで食べることの重要性は、いくら強調しても強調しすぎることはありません。じゃあ逆に咬まないとどうなるのでしょうか、それを知ることまた、咬むことの重要性を知ることに繋がります。

まず、咬まないことには大きな問題が二つあります。まず一つに、唾液としっかり混ざり合わないという問題です。唾液は食事中以外にも、お口の中に常時分泌してはいますが、咬むことで唾液腺が筋によって圧迫され、大量の唾液が分泌されるようになっています。唾液には各消化酵素だけではなく、各抗菌物質やパロチンなどのホルモンなど、様々な成分が含まれています。唾液がたくさん分泌され、食べ物と良く混ざり合うことで、消化・吸収に重要な働きをするだけでなく、お口の中や全身の健康を守るための免疫機構にも寄与しているのです。ですから、よく咬まないで飲み込むと、消化・吸収が上手く行えないばかりでなく、お口の中や全身の健康状態を維持していくことも困難になるのです。

二つ目の問題は、前にも書きました食べ物の“酸化”です。歯で細かく砕いたり、磨り潰したりできなくても、代わりに細かく刻んだり、ミンチにしたり、ミキサーで細かく磨り潰せばよいと考える方もいるかもしれません。しかし食べ物をこういった調理法で処理すると、切断面が空気に触れ、酸化してしまいます。酸化は食べ物の味や風味を大幅に劣化させるのみならず、栄養価も著しく低下させてしまいます。お口は最高の調理器具であり、最も酸化を防いでくれる場所でもあるのです。ですから、口を開けてくちゃくちゃ食べるのは、マナー上の問題のみならず、酸化という点でも好ましくありません。

他にも咬まないで飲み込む食べ方は食べるペースを速め、満腹中枢を鈍らせて、過食になる傾向があります。実際肥満の人には、良く咬まないで食べる人が多いですね。

このように、咬まないことはお口の健康や全身の健康を維持していくことにとって、非常に大きなハンデとなってしまいます。咬むことの大切さについて、もっと知ってもらいたいと思います。


投稿日:2013年12月5日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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