医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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亜鉛の吸収


亜鉛は体内で合成される代謝酵素のうち、300種類以上の酵素の組成に必要であるといわれています。また、細胞分裂にも必要なミネラルです。このため、皮膚や粘膜の新生にも大きく関与しています。亜鉛欠乏は歯科においては難治性の口内炎や口角炎、味覚障害などが知られています。

亜鉛は動物性食品にも植物性食品にも幅広く含まれていますから、通常の食事で欠乏しづらいと従来は考えられていました。しかし現代の食生活において亜鉛欠乏の人は意外と多いですから、亜鉛が足りないと思う人は、積極的に摂取していただけると良いでしょう。

亜鉛は鉄と同じく人間にとって必須ミネラルです。そして吸収においても鉄と同じ特徴を持ちます。亜鉛は摂取しても吸収しづらいミネラルです。最大でも30%くらいしか吸収されません。そして鉄と同様、タンパク質と結合している状態では結合していない状態の5倍吸収効率が高まります。ですから亜鉛は動物性食品から摂るべきです。特に亜鉛が豊富な食材として、牡蠣や牛肉が挙げられます

亜鉛は食物繊維やフィチン酸があると、吸収が妨げられてしまいます。加工食品の添加物に使われるポリリン酸も、亜鉛の吸収を妨げます。一方でビタミンCやクエン酸は吸収を促進しますので、牡蠣にレモンを絞るというのは亜鉛の吸収にとっては良いことになります。

亜鉛はインスリンの活性中心に存在するミネラルなので、低血糖症になると過剰に消費されてしまいます。また唾液に含まれる炭酸水素イオンは、炭酸脱水酵素という酵素によって作られるのですが、この炭酸脱水酵素の活性中心にもまた亜鉛が存在しています。ですから亜鉛が欠乏すると、炭酸水素イオンがうまく産生できなくなって、むし歯になりやすくなるのです。

このように、ビタミンB12や鉄のみならず、亜鉛という点からみても、動物性食品の重要性が分かります。普段の食生活をしっかりと見直し、栄養欠乏にならないようにしましょう。


投稿日:2013年12月18日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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