医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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イギリスの医療制度


日本で医療機関を公共機関に、医師や歯科医師を公務員にすべしという議論をすると、必ず引き合いに出されるのがイギリスのNHS(National Health Service)です。悪名高きNHSですが、本当に欠陥だらけの制度なのでしょうか

まずNHSは第二次世界大戦後の1948年に創設され、全てのイギリス国民が等しく医療サービスを無料で受けられるという触れ込みで始められました。これは医療を消防や警察などと同様に、国民の権利とするものでした。

しかし理念がどんなに素晴らしくても、財源が伴わなければ継続できません。1979年に政権を取った保守党のサッチャーは、NHSの改革に着手しました。国家財政が厳しくなった時の改革案として、最も安易に行われるのが「民営化」です。小泉政権でも郵政民営化が行われましたが、国民はこういったその場しのぎの安易なパフォーマンスが大好きです。

サッチャーは鉄道や電話を民営化しました。そしてNHSも民営化しようとしましたが、そこは猛烈な反対にあって挫折します。しかし、市場原理を持ち込むことで、NHSの歳出を減らすことに成功しました。

NHSの財源は、国民からの健康保険料もありましたが、これは全体の予算からすれば、わずか(12%)にすぎず、大半は国家予算(80%)から出ています。改革前の完全無料から、薬剤負担など一部負担も始まりましたが、これとて2~3%に過ぎません。

サッチャーの改革によって、保険適応の診療が制限され、さらにかかりつけ医が専門病院に患者を送る数を制限し、少ないほどかかりつけ医にボーナスが支給されるという「逆インセンティブ」を与えたために、悪名高い「ウェイティング」が常態化することになったのです。

NHSの問題点を客観的に分析すれば、医療を公共サービス化すること自体に問題があるのではなく、運営の仕方に問題があることが分かります。適切に運用され、予防により積極的に取り組めば、医療費の大幅な削減が見込まれ、医療崩壊を食い止めることが十分に可能です。しかしこの案は、日本医師会が猛烈に反対しているために、実施されることは無いでしょう。


投稿日:2015年4月17日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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