医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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玄米食の効能


玄米は栄養に乏しく、糖質中心の食物ですから、体に良い食べ物ではありません。白米よ
りはマシな程度です。にもかかわらず、玄米が「健康に良い」などというウソをついている人たちがいます。単なる嗜好品として適度に嗜むくらいなら、さして問題は無いかもしれません。しかし健康のためにと、毎日せっせと玄米を食べ続けることで、様々な不幸が巡ってきます。

しかし反面、玄米を摂るようになって、体調が良くなったとか、持病が軽減したとかいう人がいることもまた、事実です。この内の多くがプラセボ(偽薬)効果というものでしょう。しかし、それだけでは説明のつかないものも実際にあります。

玄米を食べると体調が良くなったという人は、いくつか原因があると思われますが、やはり大きいのが「玄米は食物繊維が多い」ということでしょう。食物繊維は人間は消化できず、そのまま排泄されてしまいます。ですから昔は栄養にならないカスと考えられていました。しかし現在では、様々な効果があることが分かっています。

食物繊維の大きな効果の一つが、デトックス効果です。食物繊維は玄米の糠部分に含まれていて、同じく糠部分に含まれているフィチン酸(飽和したフィチンであるという説もある)と共に、人体にとって有害な重金属を排泄してくれる作用を持ちます。現代の食事には、有害物質がたくさん含まれていて、そのために体調を崩している人も多いでしょうから、このデトックス効果によって、健康効果が得られます。

ただしこのデトックス効果は、人体にとって必須の有益なミネラルをも排泄してしまいますから、長期にわたって常食し続けると、ミネラル欠乏を起こすことに注意が必要です。

もう一つの効果もまた、食物繊維による効果です。食物繊維は人間は消化できませんが、腸内細菌は消化できます。このため腸内細菌のエサとして働き、腸内環境を良くしてくれます。現代人は腸内環境が乱れている人が多く、これが様々な体調不良や病気の原因ともなっていますから、食物繊維の腸内環境正常化作用は、多くの人にとってはプラスに働くこととなります。

マクロビオティックや東城百合子氏の玄米菜食は、元は石塚左玄の食養論から発した理論です。左玄の食養論は、玄米主体、植物性食品主体で動物性食品を少なくするというのがその根幹ですから、菜食主義とは全く違った考え方です。ですから菜食中心主義であるというのもまた、間違いであり、正確には玄米中心主義の穀物食であるといえます。

現代の食生活には様々な問題がありますが、玄米菜食を実践することで、摂取する毒が減り、玄米の先に述べた効果で体調が良くなる人が少なからずいたことで、今日これだけ多くの実践者が現れたのだと考えます。しかしながら、玄米中心の食生活を長期に続けますと、タンパク質や鉄、亜鉛、クロムなどのミネラル、ビタミンDやビタミンB12などなど、様々な栄養素の欠乏を招き、決して健康を維持することはできませんから。


投稿日:2015年5月20日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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