医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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脂肪と糖質

栄養の化学に最初に取り組んだ人物は、ユーストゥス・フォン・リービッヒ(1803-1873)でしょう。彼は有機化学の父であり、生化学の父とされますが、性格的には甚だ問題の多かった人物でもあります。

リービッヒは食物中の栄養素はタンパク質、脂質、糖質の三つであると考えました。この内タンパク質は筋肉など体を構成する成分として使われ、糖質と脂質は熱を体内で産生するために使われると考えました。体につく脂肪は食事中の脂肪がそのまま体脂肪となり、糖質は熱として使われ余ったものは体に残らず排泄されると考えました。

リービッヒは筋肉の活動は筋肉を構成しているタンパク質を用いて行われると考え、筋の活動によって消費されたタンパク質は尿素となり、尿から排泄されると考えました。であるから筋の仕事量は尿中に排泄された尿素の量を測定することで定量化できると考えました。

リービッヒは筋の活動エネルギーとして糖質や脂質は関与しないと考えていましたから、一日の栄養摂取量のうち、タンパク質の必要摂取量を多く見積もっていました。これは現在でも体重1キロにつき1~1.5gのタンパク質を摂取すべきという考え方で残っています。

デューマとブサンゴーはリービッヒの理論を証明しようとして、2000匹の蜂を使った実験を行いました。蜂は巣を作ります。蜂の巣には蝋が含まれていて、蝋は脂肪です。蜂に脂肪を全く含まない蜜だけを与えて巣を作らせれば、その巣に含まれる蝋は蜂が最初から持っていた脂肪だけでできているはずです。

デューマとブサンゴーは最初に100匹の蜂を殺してエーテルで脂肪を抽出し、脂肪量を計りました。そして44日間巣を作らせた後、巣に含まれる蝋の量を測定し、さらに100匹の蜂の脂肪量を測定すると、44日間巣作りをした蜂の持つ脂肪量は、巣作りする前の蜂が持っていた脂肪量と全く同じでした。

動物が取り入れる栄養素は、相互に変換されないと当時は考えられていましたから、脂肪を全く与えないのに巣に大量の脂肪分が含まれていることは大いなる矛盾でした。そこでブサンゴーは、自分の農園で買っていた豚で実験を行いました。

ブサンゴーは農園の豚で年齢や体格がほぼ同じ豚を二つのグループに分け、一つのグループは通常の飼料で育て、もう二つ目のグループは脂肪を含まない飼料で育てました。するとなんと、脂肪を含まない(その分糖質が大量に与えられた)飼料で育てられた豚の方が、通常の飼料の豚よりもはるかに多くの脂肪を蓄えていたのです。

というわけで、人間も他の動物も、体内に蓄える脂肪は食事中の脂肪由来ではなく、糖質由来であるという事が19世紀にすでに分かっていました。肥満の原因も、肥満に伴う高血圧、高血糖、高脂血症の原因も、食事中の脂肪ではなく糖質であることが分かっていたのです。

投稿日:2016年1月5日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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