医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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カロリー制限食


糖尿病は糖質の過剰摂取で起こるのだから、糖質を制限すれば症状が改善したり、治ったりします(1型糖尿病を除く)。にもかかわらず、糖尿病の治療においては食事指導として「カロリー制限食」が行われています。なぜ糖尿病においてカロリー制限が行われるのでしょうか?

糖尿病という疾患は、ヨーロッパでは古くからみられる病気であり、特に富裕層に多くみられる病気でした。尿が甘くなることで糖尿病と名付けられたのですが、1815年に尿が甘くなる原因は、血糖に由来するグルコースであることが判明します。

1871年、フランスとプロセイン王国との間で戦われた普仏戦争によって、パリはプロセイン軍に包囲されました。これによりパリでは食料事情が悪化していきましたが、一方でパリの糖尿病患者の病態が劇的に改善しました。

普仏戦争での知見から、糖尿病には極度のカロリー制限(半飢餓療法)が有効であると考えられるようになりました。これが今日まで続く糖尿病患者におけるカロリー制限食の指導の根拠です。ちなみに、半飢餓療法が有効な糖尿病患者と、そうでない患者がいるということが分かり、糖尿病は肥満型(後の2型)と痩せ形(後の1型)に分類されることが分かりました。

19世紀の知見を今も引きずっていることに驚きますが、医者にとっては薬もいらずに治してしまう糖質制限を受け入れることは著しく困難なのでしょうね。


投稿日:2016年1月5日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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