かどうかが分かるでしょうから。
なんて話がそれまくりましたが、話がそれるのは講演会だけにしろってお叱りが飛んできそうです。というわけで、本題に戻ります。
人が太る理由として、「摂取したカロリーと消費したカロリーとの間の不均衡が肥満の原因だ」、というのがありますが、実はこの文章の中に、重大なトリックが隠されています。ここを勘違いするから、肥満の本当の原因が分からないのです。
では、この文章に含まれるトリックは何か、ネタばらしをしましょう。「摂取したカロリー」と聞くと、皆さんは「食べたカロリー」と考えることでしょう。しかしそれは間違いです。実は摂取したカロリーというのは、「体が吸収したカロリー」という意味なのです。
これはどういう事かというと、分かりやすい例でいえば、太っている人たちの中で、ギャル曽根よりもたくさん食べる人は、どのくらいるのでしょうか?そしてまた、なぜギャル曽根はあんなにたくさん食べているのに、太らないのでしょうか?
きっと皆さんは、「ギャル曽根は特殊な体質だから太らないんだ、極端な例を出すな」なんて思われるでしょう。でも実際は、ギャル曽根は特別な体質ではありません(胃袋が大きいことを除けば)。日本が誇るフードファイター(今は現役を引退していますが)、小林尊(アメリカでの通称はKobi)もまた、現役時代を通じてスリムな体型を維持していました。しかしこれは、何も不思議な事ではありません。
これはどういう事かといえば、単純な話、この人たちはたくさん食べているけれど、必要以上の(太る)カロリーを吸収していないという事です。人間の身体は良くできていて、必要以上の栄養が身体に入ってきても、必要な量の栄養だけしか吸収しないようにできているのです。ですから、「摂取カロリーと消費カロリーとの間の不均衡が肥満の原因だ」というのは間違ってはいないのですが、「食べ過ぎと運動不足が肥満の原因だ」というのは、大いなる間違いなのです。
これで一つ、重要な謎が明かされましたね。さらに肥満の本質に近づきたい人は・・・、次の文章を読んでね、てへ。