医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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偏食


僕の知り合いにも、食べられないものを聞くよりも、食べられるものを聞いた方が早いというくらい偏食な人がいました。大人になって偏食だと、周りも気をつかうし、何かと大変です。子どもの偏食は親のしつけの問題だと思われていますが、果たしてそれだけでしょうか?

人間は食べ物から栄養を得て生きています。ですから生きるためには食べ続けなければなりません。しかし、食べ物には栄養分も含まれますが、毒素や細菌など、身体にとって良くないものもまた、含まれます。

食べ物を食べる時に、歯触りで食感を感じたり、舌で味覚を感じたり、鼻でにおいを感じたりしているのは、なにも美食のためではありません。基本的には異物が入っていないか、腐っていないか、食べられるかを判断しているのです。

人間は食べ物から多少毒素や細菌を取り込んだとしても、肝臓での解毒能や免疫機能によって身体が守られています。より多くの種類の食べ物を摂取すれば、それだけ栄養を満たしやすくなる半面、毒素や細菌感染のリスクも高まります。一方で食べる物の種類が減れば、栄養補給には不利ですが、それだけ肝臓や免疫は対処しやすくなります。

ですから偏食というのは、免疫機能が低下していたり、肝臓での解毒能が低下しているという身体のサインなのかもしれません。生まれながらにこのようなハンデを持っている子どもというのは、妊娠中の母親の栄養状態に問題があることがほとんどです。

僕は予防歯科の観点から、母体の妊娠前の十分な栄養補給の重要性を訴えています。それは健康で丈夫な赤ちゃんを産むために必要な事なのです。妊娠前の栄養補給を怠ったり、妊娠中や授乳中の母親の食生活に問題があったりすると、そのツケが子どもに払わされます。ですから子どもの偏食を叱る前に、自分の胸に手を当ててください。「自分は妊娠前や妊娠中に正しい食生活で十分な栄養補給を行っていたのか?」と。


投稿日:2017年5月12日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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