今の人生に不満があったり、何かを変えていきたいと願っている人は、結構多いのではな
いかと思います。何かしなければと焦ってはいても、何をしたら良いか分からない人のた
めに、僕からのおせっかいなアドバイスをします。聞きたくない人は以下の文を読まない
でください。
自分の人生を良くしたければ、「なりたい自分になる」ための行動を始めなければなりません。なりたい自分が見つからない人は、まず自分が何になりたいかを考えましょう。妄想はとても楽しい作業ですからね。
なりたい自分を決めるのはさほど難しくはありません。大会社の社長でも、プロのスポーツ選手でも、アイドルでも、総理大臣でも、何でも構いません。もちろん、あまりに非現実的な望みなら挫折を味わう羽目になるので、ほどほどに。
なりたい自分が決まったら、なりたい自分になるために必要な事(物)を考えます。それをリストアップして紙に書きだしましょう。人に相談するのも良い方法です。リストに必要事項を書きだしたら、まずは簡単なものから実践していきましょう。
ここで重要なのが、「人間は習慣の生き物」であるということです。人にはそれぞれキャパシティーというものがあります。睡眠時間や食事の時間、回数、トイレやお風呂などは削ることはできません。新たな事を始めるためには、まず最初にそれをするための時間を確保しなくてはなりません。
ですからまずは、簡単なものを始めるために必要な時間を作るために、今までの習慣の中で比較的止められやすそうなものから止めましょう。人によってはテレビの時間を削ったり、ゲームを止めたり、スマホを見るのを止めたりすることでしょう。自分にとって止めやすいものから、まずは止めてみましょう。
そうして、ある習慣を止め、別のことを習慣にすると、二重に良いことが起こります。一つは自分のなりたいものに近づけること、そしてもう一つは、人生を浪費させる悪い習慣を断ち切ることができることです。
人間は習慣の生き物ですから、自分で悪い習慣だとか、止めたい習慣だとか分かっていても、なかなか止められません。だったら、自分のなりたい自分になるというきっかけを使って、悪い習慣を断ち切っちゃいましょう。そうやって一つの習慣を切り捨て、新たな習慣を身に付けることによって、無理なく悪習慣を断ち切ることができます。
結局は本人のやる気になるのかもしれませんが、人間は習慣の生き物なのだから、良い習慣も悪い習慣も、一度習慣になってしまえば無理なくずっと続けられるものです。だから、必ず何かを始める時には何かを止めることとセットにして下さい。トレードオフは自然の摂理ですから。