医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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アガベシロップと果糖


皆さんの中には、果物は健康に良いと思っている人も多いでしょう。果物に含まれる糖分の多くは砂糖(シュクロース)やブドウ糖(グルコース)ではなく、果糖(フルクトース)であり、血糖値を上昇させにくい糖であるというのを、聞いたことがありませんか?

果糖が注目されるようになったきっかけは、1990年代の代替甘味料ブームからでした。アメリカでは砂糖よりも安価に生産できるコーンスターチ由来のHFCS(high-fructose corn syrup)が70年代から主に清涼飲料水などに用いられていましたが、1996年にモンサントから発売された遺伝子組み換えトウモロコシ、キングコーンが普及するとともに、値段がさらに下がり、急速に普及していきました。

果糖は砂糖やブドウ糖よりも血糖値を上げにくく、GI値(グリセミック・インデックス)も低い値となっています。このことから、糖尿病の糖分コントロールに有効であり、体に良い糖分であるとされ、栄養学者が推奨するようになりました。これによって果糖を高濃度に含む高果糖液糖や果糖ブドウ糖液糖などのHFCSがヘルシーなイメージとともに浸透していったのです。

ところが、ヘルシーなイメージのはずの高果糖食品を大量摂取する人が続出し、特にHFCSが大量に加えられているペットボトル入り清涼飲料水を一日に数リットルも飲むような人が続出。「ペットボトル症候群」として知られるようになりました。さらには肥満や高血圧、糖尿病となる人も増加し、果糖の危険性が知られるようになりました。

独立行政法人、国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報では、
・フルクトースの多量摂取は中性脂肪の蓄積をまねき、コレステロールの合成を促進する
・腎結石のリスク増加に関係していることが報告されている。
・フルクトースの摂取は、男性の痛風リスク増加と強く関係するとともに、フルクトースを豊富に含む果物や果汁も痛風のリスクを増す可能性が示されている。
と記載されています。

現在では果糖はブドウ糖の10倍~100倍も糖化反応を引き起こしやすい、非常に危険な糖ということが知られるようになりました。

ということで、アガベシロップとは何ぞやという話ですが、アガベとは竜舌蘭(リュウゼツラン)のことで、アガベの塊茎(ピニャ)から採れるシロップの事です。メキシコ原産で、メキシコではアガベからテキーラを作っていました。

このアガベシロップ、砂糖の1.4~1.6倍も甘いのですが、それもそのはず、アガベシロップに含まれる糖分の50~95%が、果糖なのです。果糖は砂糖のおよそ1.7倍も甘いのですから、当然でしょう。

果糖はヘルシーと栄養学者が推奨した時に、アガベシロップは果糖が豊富に含まれるから、ヘルシーな甘味料であると宣伝されました。しかし現在では、果糖は危険な糖であることが分かり、アガベシロップもまた、危険な糖であることが認知されるようになりました

このように、天然の甘味料だから安全だとか、ヘルシーだとかいう話の裏には、とんだ落とし穴が存在するものです。最近ではニュージーランド名産の「マヌカハニー」が健康に良いだなんて言ってる人がいますが、とんだペテン師です。賢明な皆さんは、このようなペテン師には決して騙されないよう、気をつけてくださいね。


投稿日:2018年1月15日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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