医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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宗教と進化⑤


話が難しくなってきましたか?でも、理解してしまえばそんなに難しい話ではありません。宗教と進化論の話は決して哲学的な話ではなく、純粋に科学的な話です。かつて人類は自然観察の結果から、天動説を導き出し、それを唯一絶対の真実と考えました。その天動説が間違いだと分かったのは、皮肉にも自然の詳細な、徹底的な観察による知見の積み重ねでした。

宗教の前提には神の存在があり、神の存在の前提には、自然は誰かが目的を持って創造したものであるという考え方がありました。それですべては上手く説明できると思われましたが、自然界を詳細に観察してみると、さまざまな矛盾があることが分かってきました。

ダーウィンがガラパゴス諸島のチャタム島で見たもの、それは、「不完全」な生き物たちでした。自然は万能の神が作り、それぞれの生物にはそれぞれの生物を作った目的があるというのが従来の考え方ならば、なぜ不完全に見える生き物が存在するのでしょうか?従来の創造説では説明できない不完全な、中途半端な生き物たちも、進化論的に考えれば完全に説明がつきます。

ダーウィンは、全ての生き物は変化し続けていると考えました。しかもダーウィンが慧眼だったのは、生物の変化は完全に“ランダムに”起こるとする考えでした。変化の方向性に規則性は無く、完全にランダムに変化すること、そしてその環境によって、変化が自然選択に有利に働く場合、選択され生き残ると考えました。

生物は固定化されたものでは無く、常に変化し続けていること、そして変化は常にランダムに起こっていること、変化した個体のうち、より環境に適応しているものが選択的に生き残ること、これがダーウィンが唱えた進化論でした。

生物が常に変化し続け、その変化に規則性が存在しないのなら、その生物が存在する理由や目的もまた、存在しないということになります。そしてまた、それが全ての生命体にあまねく当てはまるのなら、生命の起源をさかのぼると、一つの生命体に行き着くはずです。地球に誕生した一つの生命体は、変化しながら繁殖し続けてきました。そして変化はその遺伝情報に記録され、次世代へとつながっていきました。

ダーウィンの生きていた時代には、まだ遺伝子というものが分かっていませんでしたが、ダーウィンは遺伝子の存在を示唆していました。1953年にワトソンとクリックがDNAの二重らせん構造を解き明かした時、ダーウィンの進化論の正しいことが証明されました。そう、遺伝子は存在し、遺伝形質は遺伝子に書き込まれて次世代へと伝わっていく事が明らかになったのです。

そしてこの遺伝子(DNA)というものの構造は、細菌(バクテリア)や古細菌(アーケア)から、人間やクジラのような高度に複雑な形態を持った生き物に至るまで、全ての生命体に共通します。遺伝情報の記録方法から、変異が起こるメカニズムに至るまで、生物の基本原理は全く同一です。これは単一の祖先を元にしていることを示唆しており、現在みられる生物の多様性もまた、元をたどればたった一個の生命体から始まったことが論理的に説明できるのです。

さらなる進化論の解説は、次回に続きます。


投稿日:2018年1月15日  カテゴリー:ブログ, 院長ブログ

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