医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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不正咬合の治療


歯並び・咬み合わせに問題がある場合、矯正治療によって治療するのが一般的です。最近では舌側矯正やインプラント矯正などによって、治療適応の範囲も広がりました。治療技術が発展している一方で、間違った治療やいわゆる詐欺治療が横行しているのもまた、矯正治療の特徴です。

矯正治療を受けるときにもまた、予防歯科の考え方は非常に重要となります。不正咬合がなぜ起こるのか、その真の原因を知ることで、詐欺に引っかかることなく、適切な矯正歯科医を探すことができるようになります。

歯並び・咬み合わせの異常は多くの場合、歯に問題があるわけではありません。歯を支えているあごの骨の成長発育の問題によるものがほとんどです。上あごや下あご(多くは上あご)が成長期に十分な大きさに成長できなかったために、小さいあごの骨の中で永久歯が並びきらずにがたがたの歯並びになったり、八重歯や出っ歯になったりします。

では、あごの骨が成長期に十分に成長できなかった理由は何なのでしょう。それを知るためには、不正咬合の無い人たちを知る必要があります。そう、先住民族ですね。

伝統的な生活を営む先住民族に不正咬合は認められません。しかし、近代食を摂るようになった集団には、高頻度で不正咬合が認められるようになります。ここでプライス博士の観察内容を良く確認してみましょう。

プライス博士は近代食を摂るようになった集団に高頻度に不正咬合がみられることを報告しましたが、「近代食を摂るようになった子ども」に不正咬合が認められたわけではありません。プライス博士は「近代食を摂るようになった人々から生まれた“子ども”」に高頻度で不正咬合が認められたことを発見したのです。

この違いは、実は非常に大きいのです。なぜなら、生まれた子どもが不正咬合になるかどうかは、生まれた子どもが何を食べたかには関係なく、子どもを生んだ“親”が何を食べたかで決まることを示しているのです。

ということは、子どもが不正咬合にならないように予防しようとするならば、子どもに何を食べさせるかは関係なく、子どもを生む親が妊娠前に何を食べるかが不正咬合予防のカギとなるのです。そしてまた多くの先住民族は、妊娠前の女性に6ヶ月間特別の栄養食を与えています。

これはまた、子どもの不正咬合予防と称してT4Kなどの筋機能訓練装置を使っても、不正咬合は予防できないということをもまた示しています。予防歯科の知識があれば、このような詐欺まがいのインチキ予防矯正を見抜くこともできるようになるのです。


投稿日:2018年2月2日  カテゴリー:矯正歯科, 院長ブログ

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