医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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エリクシール事件とFDA②


エリクシール事件をきっかけに連邦食品医薬品化粧品法が成立し、FDAの権限が強化されました。製薬会社は新薬の承認に高いハードルを設けられた代わりに、新薬の特許や独占販売権が強化されました。また、ビタミン剤はこの法律によって、医薬品とはみなされなくなりました。

ビタミン剤が医薬品とみなされなくなったことは、製薬会社にとって大きな痛手でした。というのは1896年エイクマンの抗脚気因子の発見、1907年ホルストとフレーリックによる抗壊血病因子の発見、1912年フンクによるビタミンの命名と、ここから微量栄養素とその働き、欠乏症との関係の研究が大いに発展しました。この研究の原動力となったのは、難病とされる疾患の治療薬を求めていた、製薬会社でした。製薬会社はこれまで難病とされてきた各欠乏症の原因と治療法、特効薬を求めて研究に大量の資金と人員を投入していたのです。

製薬会社が主導したこれらの研究によって、ビタミンやミネラルといった各微量栄養素の働きや生体内での代謝のメカニズム、欠乏症発症の原因などが詳しく知られるようになりました。当然製薬会社はビタミンやミネラル製剤で儲けるためにこれらの研究を行っていました。しかし、ビタミンやミネラル製剤で製薬会社は利益を得ることが出来なくなったのです

製薬会社は自社の開発した新薬でのみ利益を上げられるようにされました。すると製薬会社は、各栄養素と疾患との関係の研究から得られた知見を、別の方法で利用するようになりました。

製薬会社は食生活と病気との関係を詳しく知っていました。誤った食生活によって引き起こされる慢性疾患や精神疾患、アレルギー疾患、自己免疫性疾患との関係を知る製薬会社は、これら慢性疾患や精神疾患、アレルギー疾患、自己免疫性疾患の原因を除去せずに、症状だけを緩和させる薬の開発を行うようになりました。ビタミン剤やミネラル剤を売っても商売にはなりませんが、慢性疾患の薬は大変良いビジネスになります。というのも原因を除去せずに症状のみを緩和させる薬であれば、患者が生き続ける限り薬が売れ続けるからです。

ところがこの製薬会社の目論みを邪魔する存在がいました。それは、遠い極東の島国に住む一人の日本人、佐伯矩でした。彼は自ら立ち上げた栄養学の分野において、食事中の各栄養素と疾患との関係を次々と明らかにし、発表していったのです。

佐伯矩の研究は製薬会社にとって脅威となりました。何せ各製薬会社が利益の中心に据えている各慢性疾患の薬が、正しい食の知識によって食生活が改善されると、慢性疾患になる患者が減って売れなくなってしまうからです。製薬会社は栄養学を危険視するようになり、世界の栄養学を導いている佐伯矩を研究の世界から追放することにしました。これによって佐伯矩は国立栄養研究所の所長の座を追われ、研究者のキャリアを奪われてしまいました。

栄養学から佐伯矩を追放した製薬会社は、栄養学を乗っ取り、食と健康や病気との関係をコントロールするようになりました。栄養学者は製薬会社の御用学者で固められ、誤った食に知識を世間に広めるようになりました。全ては製薬会社の利益のため、すなわち慢性疾患の新薬の販売を増やすためでした。

製薬会社が乗っ取った栄養学において、多くの御用学者が日本の伝統的な食生活としてのヘルシーな食事法として、「マクロビオティック」をアメリカで普及させ、日本にも逆輸入されブームとなったのは、何とも皮肉なことです。というのも、佐伯矩の初期の重要な研究テーマが、「米の精製度の研究」でしたから。


投稿日:2018年2月27日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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