医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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人間の食性


人間の食性は、動物性食品主体の雑食です。進化の歴史を考えても、食性と健康との関係からみても、先住民族の観察からもこの考えが裏付けられます。ただし、人間は広範囲の食物を摂る能力を持ちますので、菜食中心でもある程度は生き延びることが可能です。

人間は動物性食品主体でかつ、加熱食品に対して適応しています。ですから加熱された動物性食品をより美味しいと感じます。生のお肉のにおいを嗅いでもあまり食欲を刺激されませんが、焼いたお肉のにおいには敏感に反応し、美味しそうに感じるのはそのためです

一方で人間はあまり菜食に適応していません。肉が腐っているかどうかは味覚で敏感に感じ取れますが、キノコを食べても毒キノコかどうか、人間は味覚で判断できません。植物性食品は、特にそれが生の場合はなおさら、食べても美味しいとは感じません。ただし、熟れた果実は例外です。

果物を美味しく感じるのなら、人間は果食動物なのでしょうか?例えばボルネオ島に住むオランウータンのように。もし仮にそうであっても、果物ばかりを食べて生活するのはあまりお勧めしません。というのも、オランウータンが食べている熱帯性の果実の平均糖度は、我々が普段口にする食品でいえば、ニンジン程度の糖度しかありません。現代の品種改良されまくった甘すぎる果実を日常的に食べている野生動物は存在しません。

それに、オランウータンは果物が取れない時期には約5か月半もほぼ断食状態となってしまいます。そのため果物が取れる時期に脂肪をたくさん溜め込んで、果物が取れない時期に備えます。そもそも、オランウータンと現生人類が分かれたのは、およそ1200~1400万年前と考えられています。

砂糖や甘い物は、植物が仕掛けた麻薬だと考え、そういう食物は除外すれば、人間は何を美味しいと感じ、何を美味しくないと感じるのか、それが食性を知る最もシンプルな考え方です。肉の焼ける香ばしいにおいを美味しそうと感じるのが人間ならば、人間はやはり肉食主体の生き物なのでしょう。


投稿日:2018年3月30日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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