医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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顎関節症の患者の例


当クリニックに来院された実際の患者の話(一部フィクションですので、念のため)をしましょう。その患者は20代後半の男性で、主訴はあごの関節が痛い、口が開きにくいでした。

その患者は当クリニックに来る前に、すでに色々な所に罹っていました。あごの痛みを最初は歯の痛みと考え、まず歯医者に罹りました。そこではむし歯は無いと言われ、顎関節症であると言われました。スプリントという、口の中に入れるマウスピースのようなものを作ってもらいましたが、症状は改善しませんでした。そこで大学病院を紹介され、大学病院の口腔外科で新たなマウスピースを作りましたがやはり良くなりませんでした。

ネットで色々調べるうちに、顎関節症は咬み合わせの治療で治るという歯医者を見つけ、そこに罹ったところ、咬み合わせが悪いから奥歯を全部削って被せ物を入れなければならないと言われ、むし歯が全く無かったにもかかわらず、何百万もかけて奥歯に被せ物を入れました。でも結局顎関節症は治りませんでした。

歯科では治らないと考え、カイロプラクティックの治療院に罹りました。そこでは背中や肩、首などをマッサージしたり、背骨をゴキっとされたりしました。施術を受けた直後は調子が良くなるのですが、数日経つとだんだんまた症状が戻ってきました。そこでまた罹っては良くなり、悪くなるを繰り返しました。

一向に症状が改善しないので今度は鍼灸院に罹りました。そこでは首や背中、あごや頭に針を打たれました。やはり施術後数日は調子が良いのですが、やがてまた症状が再発しました。何度か通いましたが、良くならないので通うのをやめました。整骨院にも罹りましたが、そこではローラーベッドに寝かされ、電気をかけられた後、首やあごをちょこっと揉まれただけで、怪しげな書類にサインするよう言われました。保険が利いたため安かったのですが、そこには二度と行きませんでした。

患者が抱えていた問題は、顎関節症だけではありませんでした。眠気が取れない、何となく体がだるい、仕事に集中できずミスを繰り返してしまう、といったこともありました。医者に罹ったところ、甲状腺機能低下症と診断され、薬が出されました。薬を飲んでみたものの、特に症状は良くならず、むしろ薬の副作用で具合が悪くなったため、薬を飲むのを止めてしまいました。

そんな折、僕のフェイスブックの投稿を見て、僕のクリニックにやってきました。当クリニックの予防歯科精密検査の結果から、重度の低血糖症と、続発性の甲状腺機能低下を認めました。また、重度の栄養欠乏でもありました。

聞けば、社会人になってから一人暮らしで食事はもっぱら外食とコンビニ弁当だったとのこと。仕事が忙しくなってくるにつれて、エナジードリンクや缶コーヒー、栄養ドリンクを飲むことが増えたとのこと。栄養ドリンクやエナジードリンクを飲むと、一時的に調子が良くなるので、いつの間にか毎日数本も飲むようになっていたとのこと。

そこで、まずは食生活を改めるよう指導しました。甘い物は一切禁止。ドリンク剤などもっての外と伝えました。栄養豊富な肉や魚介類、卵、チーズなどをたくさん食べるように指導しました。

そして一か月後、聞けば症状は良くなり、今では気にならなくなったとのこと。顎関節症のみならず、体のだるさや眠気も改善され、活力がみなぎるようになってきたとのこと。今では会社を辞め、自分の夢の実現のために起業するために頑張っているとのこと。

それを聞いて、本当に良かったなと思いました。ウチは歯医者ですが、彼の病気は歯とは関係ないのですから、彼にした歯科治療は一切ありません。ウチが行ったのは正しい食事法の指導だけ。それで今までどこに通っても治らなかった顎関節症と体の不調が良くなったのです。

確かに歯科医院の経営者としては、先の奥歯を全部削って被せ物を入れる歯医者の方が正しいのかもしれません。相当治療費がかかったみたいですから、歯医者は大儲けでしょう。患者の病気を治さずに施術を続けていた治療院だって、継続的に治療費が入るからやり方としては間違っていないのでしょう。でも、誰も彼を救わなかったし、救う気も無かったのです。残念ながら、それが日本の医療の現実です。

最初に僕のところに来ていれば、患者はお金や時間を無駄にすることは無かったでしょう。それもひとえに僕の力不足、発信力不足のせいです。大切なことを伝える努力が僕に足りなかったからです。そう思えば、これからももっともっと発信し続けなければならないなと思った症例でした。


投稿日:2018年10月2日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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