人生というのは面白いもの。僕が歯学部に進んだのも偶然だし、卒業して歯科医師となっ
たときには、将来自分が今のような生き方をしているとは夢にも思いませんでした。
一体どこで道を踏み外してしまったのでしょうか?というか、僕の生き方はアウトローなんですかね?
でも僕は誤ったことはしていないつもりだし、いつだって良かれと思って行動してきました。そうしたらいつの間にか、こんな感じに仕上がっていたと、まあそういうこと。
きっと人生の岐路は今までいろいろあったと思いますが、僕の人生を変えるきっかけは皆、失敗やピンチから生まれているのだと思います。僕が歯学部に入ったのも、早稲田の理工の受験に失敗して、北大だけが受かったからに過ぎません。歯学部を去って東京に出たのも、単に大学院を出ても医局にポストが無かっただけ。開業したのは勤務先の理事長と折り合いが悪かったから。予防歯科を始めたのも、経営不振からでした。
お口の中だけでなく、全身的な健康から予防歯科を考えるという、今のスタイルのきっかけも、潰瘍性大腸炎という特定難病疾患になって死にかけたから。思えば僕の人生、失敗やピンチの連続でした。
でも、失敗は多くの事を学ぶことができ、またピンチは変化への行動を後押ししてくれました。だから今の僕があり、今の人生に僕は感謝しています。
今でも僕の人生が順風満帆であるわけではありません。それでもこの先どんな苦難が現れても、それを乗り越えたその先にもっと成長した自分がいると考えると、これからの人生にもっとワクワクできるのです。