医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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咬む回数


いわゆる健康法の一つに、100回咬むとか、300回咬むとか、そういう方法を推奨している人がいますが、僕的にはお勧めしません。麒麟の田村じゃあるまいし、“味の向こう側”を感じる必要もないでしょう。そりゃ、たくさん咬むことで、害になるわけでもないでしょうけど。

じゃあ何回くらい咬めば良いのかと問われると、僕自身、何回咬むかいちいち考えて食べていないので、はっきりとは答えられません。しかし、一般的には30回ほど咬むと良いとされていて、実際30回咬んでみると、いつも以上に咬んでいるなという実感がありましたから、概ねそのあたりが良いかと思います。

しかし、ただ機械的にアゴを30回上下させれば良いわけではありません。食べ物をしっかりと咬み砕き、細かく磨り潰す必要があります。人間は咬み癖というものがあって、左右どちらかで咬む傾向がありますが、咬み癖があることは普通なので、無理に左右均等に咬もうとする必要はありません。ただし、人間は咬み癖があるといっても左右交互に自然に咬んでいるものですから、左右の奥歯ともしっかりと咬めるようになっていなければいけません。

前歯の咬み合せや奥歯の咬み合せの状態によって、同じ回数だけ咬んでも食べ物の細かくなる程度が変わります。食べ物を細かく磨り潰すことは、その後の消化・吸収による栄養素の効率的な摂取に直接に関係しますから、本質的には咬む回数よりも、効率的に咬めているかが最も重要となるのです。

食べ物をしっかりと良く咬んで、細かく磨り潰すとともに唾液としっかり混ぜ合わせることが、消化器官における口の重要な役割です。口の役割がしっかり果たされることで健康が維持できます。逆に言えば、口の中や歯の状態が悪く、食べ物がしっかり咬めないと、消化不良を起こし、栄養欠乏や消化管内の異常発酵などを引き起こしてしまいます。お口の健康なしに、全身の健康は維持できないのです。

だからこそ、お口の健康、歯の健康はしっかりと維持していかなければならないのです。歯の治療にお金がかかるの嫌なら、歯を壊さなければ良いのです。むし歯にならなければ良いのです。そう、予防歯科ですね。予防歯科とはそんなに難しいことでもなければ、歯科にかかって処置してもらう必要があるものでもありません。僕のブログを読んでいてくれている人なら、予防歯科というものがどういうものか、お分かりのことでしょう。

何事も、予防が最も大切です。病気になってから救われようとしても、誰も救えないし、僕も救えません。そしてお口の健康なしに全身の健康は維持できず、そもそもお口も全身の一部なのだから、さもありなんです。そして健康な歯を持っていても、しっかりと咬むことをしなければ、健康を維持していくことは難しいのですね。


投稿日:2013年12月4日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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