医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

予防歯科 一般歯科 矯正歯科
小児歯科 インプラント

当医院は自由診療・自費診療専門の歯科医院です

〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台7−2−1マルエツ稲毛店2F

【受付時間】10:00~12:30/14:30~19:30 ※土曜は10:00~12:30/14:30~17:30 木・日・祝祭日休診

受付時間外は基本的にはお電話はつながりません。

お問い合わせ・ご相談はこちら

043-255-8341

お問い合わせフォーム

何を食べないか


多くの女性にとって、美と健康とダイエットは永遠のテーマのようですね。しかし本当の美を持ち、健康で均整のとれた体を持っている人にとっては、こんなのどうでも良い事でしょう。このようなテーマに多くの人が食いつくという事は、多くの人がこれらのいくつか、あるいはすべてを兼ね備えていないという事の表れでしょうね。

先の記事にも書きましたが、伝統的な生活を営む先住民族はむし歯、歯周病、不正咬合が存在せず、みな健康で均整の取れた肉体を持ち、肥満や慢性疾患もみられません。ところが西洋人が持ち込んだ近代食を摂るようになると、途端にこれらの疾患に悩まされるようになり、結核をはじめとした感染症にかかるようになり、肥満がみられるようになります

近代食を摂るようになった先住民といっても、完全に近代食のみで生活するようになったわけではありません。伝統的な食生活もまた、ある程度は維持しているのが普通です。正確には、伝統食に近代食が入り込んできたというところでしょうか。

これは我々日本人をみても分かります。明治に入り、洋食が日本に紹介されてからも、日本人の主食は米であり続け、みそ汁や漬物といった伝統食もまた摂り続けています。近代食が入ってきたら、近代食一色になるというわけではないのです。

にもかかわらず、先住民族の健康に近代食は破壊的な影響をもたらします。プライス博士が退化病を招いたとする近代食の4つの特徴は、砂糖、精製された穀物、保存食、植物油でした。この中でも特に強力に健康を害した食品こそが、砂糖であったのです。

砂糖は現代人にとっても強力な依存性を持つ麻薬ですが、未開の先住民族にとってもまた、強力な麻薬です。たいていの先住民族は、一度砂糖の味を覚えると、それを持ち込んだ西洋人に砂糖をねだるようになります。戦後の進駐軍に日本人が、「ギブミーチョコレート」とねだったように。

こうして麻薬漬けになった先住民たちは急速に身体を劣化させ、また精神をもまた劣化させていきました。生まれてきた子どもには不正咬合を始め、様々な先天的な障害がみられるようになりました。伝統的なコミュニティーはこうしてどんどん壊れていったのです。

先住民研究を行っていると、このような事例をたくさん目にします。だからこそ、何を摂るかよりもまず、何を摂らないかを考え、実践すべきであると、僕は訴え続けているのです。


投稿日:2015年11月9日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

お電話・お問い合わせフォームから、お気軽にお問い合わせください

お問い合わせ対応時間 10:00~19:30(土曜日は17:30まで)

お問い合わせ・ご相談はこちら

043-255-8341

お問い合わせフォーム

ページトップへ