医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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腸カンジダと、アルコール


腸カンジダを引き起こすカンジダ菌は酵母菌であり、パンを膨らませるイースト菌や、お酒を作る酵母菌と同じ種類の菌だということは説明してきました。ならば、腸カンジダでもパンやお酒と同じことが起こっているのでしょうか。そう、実際に起こっています。

酵母菌は糖(砂糖、麦芽糖、ブドウ糖、果糖など)からアルコールと二酸化炭素を作ります。ビールが泡立つのは、酵母菌が発酵過程で作った二酸化炭素が溶け込んでいるからです。パンが膨らむのも、この二酸化炭素のおかげです。

腸カンジダの人では小腸内でカンジダ菌の発酵により、同じように二酸化炭素とアルコールが発生します。ですので腸カンジダになると、お腹が張る感じがしたり、おならがたくさん出たり、げっぷが出たりします。また、アルコールが作られるため、お酒を飲んでいないのに酔っ払ったような状態になったりします。

実際に当クリニックに治療に来た患者さんでも、重度の腸カンジダの患者がいました。この患者は50代ですでにほとんどの歯がむし歯で治療されたり、抜かれたりしていました。主訴は歯の治療と入れ歯を作りたいとのことでした。

初診時から赤ら顔で、呼気が酒臭かったのですが、毎回来院するたびに酒臭いのです。何回目かの治療で僕はたまりかねて、「○○さん、お酒が好きなのは分かりますが、せめて治療に来る前は飲まないでもらえますか?」と言うと、「いえ、治療の前にお酒を飲んだことは一度もありません」と答えるではないですか!

そう、この患者はカンジダ菌によって腸内でアルコールが生成していたために、常に息が酒臭かったのでした。この患者にも食事の重要性を伝え、砂糖や精製穀物の摂取を控えるように言いましたが、結局ずっと酒臭いままでした。

ここまで重度の人はまれではありますが、お腹が張るとか、げっぷが良く出るとか、顔がいつも赤いとかいう症状がある人は、ひょっとすると腸カンジダなのかも知れませんよ。


投稿日:2015年12月1日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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