医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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宗教と進化⑥


進化論の本質は、遺伝子のランダムな変異と、自然選択にあります。生命体は作られたのではなく、偶然出来上がったものであり、進化もまた、全くの偶然の積み重ねによって起こってきたと考えます。そこに意味は無く、目的もありません。であるならば、人間である我々もまた、その存在は全くの偶然によってもたらされたものであり、存在の意味は無く、生きる目的もまた、ありません。

神が存在しないのなら、神による教えも存在せず、教えや教義というものが神から与えられたもので無ければ、それすなわち人が考え出したものということになります。人間は不完全な生き物です。人間が考え出した教えや教義は、普遍的になどなりえません。その時代や文化、環境によって変化していくものです。全ての生物が変化し続けるように、人間の思考もまた、変化し続けます。

というわけで、ダーウィンの進化論が正しいということになれば、宗教は何であれ、存在できないことになります。我々人間が必然性を持ってこの世に送り出され、目的を持ってデザインされていないのなら、全ての教えや教義は無意味となってしまいますから。

しかし、進化論は本当に正しいのでしょうか?状況証拠は進化論の正しさを示しています。しかしながら、決定的に進化論が正しいと証明されたわけではありません。

もし進化論が正しいことを科学的に証明しようとするのなら、進化論の根本原理を証明しなくてはいけません。それは、最初の生命体が「偶然によって」作られた、ということです。

遺伝子は自己複製能力を持ち、増殖していく性質を持っているために、生命体は進化してきました。そのような精巧な遺伝子は、一体どこからやってきたのでしょう?全く偶然に出来たとするには、あまりに出来過ぎています。

最初の生命体は、原初の海から生まれたとされています。そしてその海は、さまざまな無機、有機化合物が混ざり合った、薄いスープのようなものであったろうと考えられています。この薄いスープのような海から、どういうわけか生命体が誕生しました。しかしこれって、一握りの砂を空中に放り投げて懐中時計が組みたて上がるに等しいくらい、極めてまれな出来事だったはずです。そんなことが、本当に起こったのでしょうか?

原初の生命体が出来上がる確率がきわめて稀ではあっても、一度出来てしまえば、そこからは遺伝子の働きによって、連綿と命はつながっていきます。その極めてまれな現象を科学者は想像することはできますが、いまだかつてそれを再現できた人はいません。科学は再現性が重要です。再現性を伴わない理論は仮説に過ぎません。

ダーウィンの進化論は、根本的な部分で立証された理論ではないため、現時点では仮説に過ぎません。そういう意味では、神の存在や宗教もまた、完全に否定されたものではありません。いや、ひょっとして、創造説や進化論以外の、もっと優れた理論が存在するのかもしれません。いずれにせよまだ我々は、分かっていることよりも圧倒的に分からないことの方が多いのです。


投稿日:2018年1月15日  カテゴリー:ブログ, 院長ブログ

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