むし歯の原因はプラーク(歯垢)だから、プラークコントロールでむし歯予防、なんてテ
レビのCMや町の歯医者では言っています。プラークコントロールとして毎日の歯磨きや
歯医者での定期的なクリーニングが必要だとも言っています。
歯周病の原因もプラークだから、歯周病予防もまた、毎日の歯磨きと定期的な検診と歯石取りやクリーニングが必要だと、テレビのCMや町の歯医者では言っています。でも、本当にそうなのでしょうか?
野生動物はむし歯や歯周病になりません。伝統的な生活を営む先住民族もまた、むし歯や歯周病になりません。しかし野生動物や先住民族は歯磨きをしませんし、定期的なクリーニングだって行いません。
野生動物や先住民族の口の中にだってプラークや歯石はあります。しかしそれでもむし歯や歯周病にならないのであれば、プラークコントロールは本当に予防にとって必要なのでしょうか?
そしてまた、先住民族は喘息にならないし、アレルギー性鼻炎にならないし、アトピー性皮膚炎にならないし、肥満にならないし、高血圧にならないし、糖尿病にならないし、心筋梗塞にならないし、脳卒中にならないし、ガンになりません。
むし歯や歯周病の原因や予防法を知る鍵は、先住民族の伝統的な食生活にあります。そして先住民族の伝統的な食生活はまた、様々な慢性疾患の原因や予防法を知ることにもつながるのではないでしょうか?
僕は自分のクリニックに来る患者にいつも言うことがあります。それは、「むし歯の本当の原因を教えることなく治療だけするような歯医者には絶対に通ってはいけない」です。歯周病も然りです。
さて、ぜんそくやアトピー、高血圧、糖尿病、心疾患、脳卒中、ガンなどで病院にかかっている患者の方で、医者から病気の本当の原因を教えてもらっている人はいますか?もし病気の本当の原因を教えずに治療だけを行う医者ならば、そこに通うべきではないでしょう。