部分矯正
今回は下の第一大臼歯が抜歯になった場合の部分矯正です。
三番目は親知らずの移植。
第一大臼歯があった部分の骨は吸収されて狭くなっていますし、移植後の歯の安定にも不安が残るので、僕は勧めません。
そして四番目の選択肢として、部分矯正による第二大臼歯と親知らずの近心移動。
二枚目の写真は部分矯正終了後です。
この場合、様々な治療の選択肢が考えられます。
まずは両隣の歯を削ってのブリッジ。
これは保険適応ですし、実際最も多い治療でしょう。
二番目の選択肢としては、インプラント。
親知らずが無ければ僕もこの選択肢を勧めていたことでしょう。
三番目は親知らずの移植。
第一大臼歯があった部分の骨は吸収されて狭くなっていますし、移植後の歯の安定にも不安が残るので、僕は勧めません。
そして四番目の選択肢として、部分矯正による第二大臼歯と親知らずの近心移動。
二枚目の写真は部分矯正終了後です。
僕は適応であるなら部分矯正を勧めています。
やっぱり人工の歯では無くて自分の歯、それもなるべくダメージを与えない方法で治療するべきです。
ただ残念なのは、この治療技術を持っている歯科医師が、日本には本当にわずかしかいないという事ですね。
投稿日:2013年11月2日 カテゴリー:矯正歯科, 院長ブログ