本当の予防歯科
僕の著書「歯医者が虫歯を作ってる」を読んでいただければ良く分かるのですが、結局予防歯科として、歯医者に定期的に通ったり、何らかの予防歯科処置を行う必要など、全くありません。むし歯や歯周病の予防として、歯医者ができること、やるべきことなど何も無いのです。ですから予防歯科という概念そのものが間違っているのです。
予防歯科という響きは、歯科で何らかの予防処置を定期的に行うことによって、むし歯や歯周病を予防し、健康なお口の中を維持していくというイメージがあります。しかし、歯医者が予防に何も貢献できないのだから、予防歯科という考え方すら本当は必要ないものなのです。ですから「当歯科医院では予防歯科を行っています」とか、「当クリニックでは予防歯科に力を入れています」なんて言っている歯医者は、すべて予防歯科にかこつけて患者を囲い込もうとしている悪質な歯医者ですから、決してかからないようにして下さい。
結局歯医者は歯科治療と、治療後のメンテナンスしかできません。本質的な予防とは、生活習慣の改善、特に食生活の改善でしか得られません。そしてその方法を書いたのが拙著「歯医者が虫歯を作ってる」
であり、タイトルからはイメージしにくいでしょうが、本質的な予防歯科を説いた本です。この本を読み、本質的な予防歯科を実践すれば、一生歯医者にかからなくて済むようになります。予防歯科に歯医者はいらない、知識と実践があれば良いのです。もちろんすでに治療が必要な人は存在しますし、治療を行った歯は一生継続的にメンテナンスする必要があります。一度失ってしまった健康は、二度と取り戻すことは出来ません。それでもなお、本質的な予防歯科の考えを持たない歯科医院では、むし歯や歯周病の根本原因が放置されたまま、いたずらに治療を繰り返すだけですから、お口の崩壊が進んでいく事は必然です。
歯の治療が必要な人、治療後の継続的なメンテナンスを必要とする人のために、歯医者はこれからも必要とされるでしょう。しかし本質的な予防歯科の考え方が広まり、むし歯や歯周病、不正咬合になる人がいなくなれば、もはや歯医者は必要なくなりますし、それこそが本当により良い世の中であると、僕は確信しています。そうなることを願って、一人でも多くの人に僕の本を読んでいただけることを、切に望みます。
投稿日：2014年2月26日 カテゴリー：予防歯科, 院長ブログ
