医療法人社団楡樹会 稲毛エルム歯科クリニック

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先住民の宗教観


世界の僻地に住む先住民族には、それぞれアニミズム的自然崇拝の信仰がありますが、概ねその考え方は似ています。人間は何のためにこの世の中に存在するのか、先住民たちはどのように考えているのでしょうか。

北米先住民族であるインディアン(ネイティブ・アメリカン)の信仰は、グレート・スピリッツ(ワカンタンカ)信仰と呼ばれるものです。これは、大いなる神が自然を作り、生き物を作った時に、それぞれの生き物に役割を与え、人間にもまた役割を与えたのだという考えです。人間の役割とは、自然をメンテナンスすること。すなわち自然があるべき姿であるように、人間は自然をコントロールする役割を担っていると彼らは考えます。

例えば大平原部にかつてたくさん生息していたバッファローですが、バッファローは草食動物であり、自然状態だと増えすぎて草を根こそぎ食い荒らし、砂漠化してしまいます。だから人間はバッファローの数を自然と調和する最適の頭数に管理する役割を担っていると考えていました。これはバッファローに限らず、鹿やその他の野生度物、森の木や草花、山や谷、河川や海岸などの自然物全てを対象としていました。

オーストラリア先住民であるアボリジニーもまた、同様な信仰(ジュンダガル)を持っており、放っておくと繁殖しすぎるカンガルーを管理することが、人間の役割と考えています。これら自然崇拝では、自然界に生きる動物は、それぞれにとにかく生き続け、繁殖し続けようとする生き物であると考え、人間だけが自分たちで自分たちの繁殖のコントロールを行えるものと考えます。人間は自然界を適切にメンテナンスし、動物の個体数を調整すると同時に、自分たちの個体数をもまた、コントロールすべきと考えているのです。

人間はただ生きるためにこの世に存在しているのではなく、目的があって存在しているのだとするこの宗教観は、そのまま先住民の人間観に反映されています。先住民の人間観は、次回説明しましょう。


投稿日:2016年1月29日  カテゴリー:予防歯科, 院長ブログ

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